COLUMN
2020年5月14日
【マラソンを数値で攻略!】ランニングアビリティ測定とは?
みなさん、こんにちは!
RUNNING SCIENCE LABの三津家です!
今回はRSLABのランニングアビリティ測定についてご紹介します。
①ランナーのパフォーマンスは何で決まる?
突然ですが、みなさんは「Breaking2」プロジェクトをご存知でしょうか?
人類初のフルマラソン2:00’00切りを目標に2016年にスタートした一大プロジェクトで、2019年、エリウッド・キプチョゲ選手が見事に1:59’40(非公認)という偉大な記録を打ち立てました。
このプロジェクトには、キプチョゲ選手の他に、2名のランナーがチャレンジしましたが、実力が拮抗する世界トップランナー達から、どのような基準で選手が選考されたのか気になりますよね!
・オリンピックの実績
・世界陸上の実績
・直近のフルマラソンのタイム
など、考えられる基準はいくつかありますが、実はこのセレクションに参加した約60名のトップランナーに対して、「ある身体能力の測定」が行われ、優秀だった選手が選考されています!
ではその身体能力の測定とは一体どんな内容だったのか、一緒に見ていきましょう!
②ランナーの身体能力とは?
下の図はランナーの身体能力を決める3つの要因です。
マラソンのタイムは、そのランナーの
無酸素性閾値(AT)の酸素摂取水準(AT水準)
によって説明することができます。
驚くことに、この3つの要因を掛け合わせることで、実際のタイムを約90%予測できると考えられています。
例Aさん
・VO2max=70ml/kg/min
・AT水準=80%
・RE=200ml/kg/km
70×0.8÷200×60=16.8km/h (2時間30分42秒)
このようにスポーツ科学の面から「Breaking2」プロジェクトでは選手選考が行われましたが、RSLABでも同内容のサービスを提供しています。
それがアビリティ測定です!
③アビリティ測定とは?
アビリティ測定では、ランナーの身体能力を決める3要因を計測することで、主に以下の項目について知ることができます。
1)フルマラソンの予測タイム
2)AT値
3)強み・伸び代
4)トレーニング強度分類
このように自分の身体能力を把握し特徴を捉えることで、フルマラソンの予想タイムだけでなく、
強みや伸び代を明らかにし、その能力に対して重点的にアプローチをかけることが可能です。
例えばVO2maxが優れ、REに劣るランナーであれば、VO2maxよりもREに伸びしろがあると考えることができます。
そうであればREを高めるトレーニングをメインに行うことでより効率よくランナーのパフォーマンスを高めることができます。
・どんなトレーニングをしたら良いのか分からない…
・自分の能力値を知りたい!!!
という方は、ぜひ「RUNNING SCIENCE LAB」までお越しください。
自分の能力、特徴を深く理解し、より効率の良いトレーニングを目指していきましょう!!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
またお会いしましょう!